race for Federal office 大統領選挙 2016 6 12

 2016年のアメリカの大統領選挙を、
アメリカがここ数年取り組んでいる国防予算の削減という視点で見てみると、
また違ったものが見えてくるでしょう。
 国防予算を削減するには、ロシアと和解することです。
中国とロシアに対して同時に対峙するとなると国防予算の拡大は間違いないでしょう。
 一方、ロシアと和解して、中国のみと対峙するとなると、
国防予算の削減は可能となります。
 共和党の候補者であるトランプ氏は、
アメリカ・ロシア間の関係強化を主張していたことがあります。
 これは、トランプ氏が、彼特有のビジネス感覚で、
国防予算を削減するのはどうすればよいかを考えた結果でしょう。
(もちろん、トランプ氏が軍人の票を集めるために、
ロシア批判に転じる可能性があります。
人気取りは、トランプ氏の得意とするところでしょう)
 一方、ヒラリー・クリントン前国務長官は、
ロシアには厳しいとされます。
 つまり、ヒラリー・クリントン政権では、
国防予算の削減どころか、拡大の可能性があります。
 結局、自分の金で選挙をする人(トランプ)と、
他人の金で選挙をする人(ヒラリー)の差がどこかで出てくると思います。

第三次世界大戦 2016 6 11

2016年6月10日の産経新聞電子版には、このような記事がありました。

ヒラリー・クリントン氏を突如襲ったチャイナマネー疑惑
「最も親しい友人」と中国富豪の関係にFBIのメスが・・・

 アメリカ大統領選で民主党の指名獲得をほぼ確実にしているヒラリー・クリントン前国務長官に、
選挙戦に影響を及ぼしかねない新たな火種が浮上した。
 同氏に近いバージニア州のマコーリフ知事が中国人実業家から受けた選挙献金について、
連邦捜査局(FBI)が捜査していることが判明。
 実業家はクリントン一家の慈善団体「クリントン財団」にも寄付を行っており、
チャイナマネーをめぐる捜査の行方次第では、
11月の本選にダメージを与えるとの見方も出始めている。
(引用、以上)

 近未来小説の「第三次世界大戦」では、
中国に対して融和的なアメリカ初の女性大統領が、
「第三次世界大戦」の原因のひとつを作り出してしまったと言えます。
 中国の特殊機関がアメリカ国内で活動することを黙認したことが、
不幸な未来を作り出してしまったのです。
詳細は、以下の「第一次世界大戦 2016 5 15」を参照してください。
 こうした未来を外交によって防ぐことができます。
それは、ロシアを仲間に入れることです。
つまり、「G7」ではなく、「G8」にすることです。
最悪の外交は、ロシアを中国の陣営に追いやってしまうことです。
 しかしながら、世界の外交を眺めると、
「最悪の外交」を選択しているように見えます。
つまり、「第三次世界大戦」という未来を選択しているように見えるのです。
 世界の政治家の多くが、
ロシアに対してはライオンのごとく吠えるのに、
中国に対しては「借りてきた猫」のようにおとなしいのです。
これが、「第三次世界大戦」の原因を作っているのです。

第一次世界大戦 2016 5 15

 多くの人が、世界大戦といえば、
第二次世界大戦を連想するでしょう。
 しかしながら、本当に注意すべきで、
研究すべき世界大戦は、第一次世界大戦です。
 あの当時、誰もが、
戦争など、ましてや世界大戦など、やりたくなかったのです。
 しかしながら、いつの間にか、
戦火が拡大して、第一次世界大戦になってしまったのです。
 そういうわけで、研究し、防がなければならないのは、
第一次世界大戦のような戦争です。
 この世界大戦は、1914年6月、
オーストリア=ハンガリー帝国の皇位継承者が、
サラエボで銃撃されるという「サラエボ事件」を契機に始まったのです。

書名 第三次世界大戦
著者 大石 英司  中央公論新社

 この本のストーリーは、以下の通りです。
 ロサンゼルスで、ある事件が白昼に起こる。
祖国中国で巨額の横領を働いた男に、
中国特殊部隊「ドラゴン・スカル」が接触した。
 彼らはアメリカへ逃げた人物の奪還を任務としていたが、
この時に出た予想外の犠牲者が、ホワイトハウスに激震を与える。
IT長者で、大統領の最大支援者の妻子が巻き添えになってしまったからだ。
 謝罪を求めるアメリカに対し、
中国も「人民の金を不正に使い込んだ男を、
アメリカは情報提供と引き替えにずっと匿っていた」と不快感を示す。
そして、この小さな事件が、後に日本を、世界をも巻き込む大戦のはじまりとなっていった。











































































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